妻が念願だった雑貨店をオープンしたものの、初日から５日間、来店者は友人ばかりという惨憺たる状況でした。原因は明らかでした。お店の内装や商品の仕入れで予算がオーバーし、広告宣伝を一切できなかったからです。しかし、妻は外から見える店内のディスプレイのセンスに自信があったのと、友人が口コミで広げてくれるだろうという期待を持っていたようで、相当ショックを受けていたようです。
私はと言うと、頑張っている妻を応援するためにアレコレ考えてみたものの名案が浮かびません。そこで複数の美容室を経営している友人に相談してみると、勧められたのがオリジナルアプリでした。友人の美容室では、早くから導入していたようで、その活用で売上を伸ばしているということです。情報をすぐに発信できることから販促に効果的なこと、チラシを新聞に折り込んだり、フリーペーパーに広告を出すよりも月額で計算すると費用が半分程で済むことなど、多くのメリットを教えてくれました。
しかし、自社アプリを導入しても、ダウンロードしてもらえなければ宝の持ち腐れです。その話を友人にすると、お互いの店内やアプリで宣伝をし合いましょうという、ありがたい提案。翌日には、紹介してくれた業者に発注しました。
アプリ導入後は、妻は頻繁に情報を更新。キャンペーンやフェアを企画したり、日替わりクーポンを発行したりするうちに、友人のアプリ経由や来店者の口コミで、少しずつ売上が増えてきました。友人の美容室にも妻の雑貨店のお客様が訪れたようで、ホッとしました。今は、アプリ上のポイント制会員カードを作成中です。